高血圧と手のしびれの関係性
2016/02/01
手足がしびれる症状はさまざまな原因からあると言われていますが、高血圧が原因で手足がしびれる兆候が表れると、生命に関わる危険な状態になる可能性が高いと言われます。
以前、番組で「たけしの健康エンターテイメント 油断大敵!たまに起きるしびれは危険のサイン」という再現ドラマがありました。
再現ドラマの内容は、
60代女性が、右手の指先にピリピリとしたしびれを感じたところから始まりました。
しかし、すぐ元に戻ったのとめったにないしびれのために特に気にせずに生活を送っていました。
半年後に再びしびれを感じ、洗濯物の洗濯はさみをもつ右手の感覚がおかしかったそうですが、この時の違和感も4分~5分程度で収まったそうです。
しかし、その夜は夕食の片づけをしていた際に右腕の力が抜けて持っていた茶碗を落としてしまいました。この時も10分くらいで収まりました。
次の翌朝、ついに足の力が抜けてその場に倒れてしまいました。
立ち上がろうとしても右半身が動きません。
助けを呼ぼうとしても声が出なかったそうです。
救急車で病院に運ばれたとき診断されたのは「脳梗塞」でした。
しびれを発症する原因は、様々なことが考えられますがそうしたしびれの中でも、あまり知られていない原因が「高血圧」です。
高血圧の恐ろしさは「サイレント・キラー」と代名詞がつくほど静かにゆっくりとやってきます。今回の手のしびれから始まった「脳梗塞」もその一つの結果です。
もし、手足のしびれが頻繁に発症している場合は、高血圧の症状を訴えているのかもしれません。また、高血圧の合併症で脳血管障害と同等の怖さをもつ疾病と言われる「糖尿病」を発症した場合にも、手足にしびれを発症させる可能性があります。
お仕事や家事で追われて、なかなか病院に行き出さない方は特に気を付けてください。基本的に週1,2回の運動でもかなり効果が違ってきますので積極的に体を動かすようにしましょう。また、食事も血液サラサラになる野菜類を多く摂取して体調管理に心がけましょう。
≪ワンポイント≫
高血圧で手足にしびれが来る要因として、高血圧を放置しておくと動脈硬化になり、脳梗塞や脳溢血と言った脳血管障害がおこりやすくなり脳梗塞は脳内の血管が詰まって血流が滞り、そこで脳細胞が壊死してしまいこれによってしびれが起こると言われます。
◎玉ねぎの皮には、血液がサラサラになるケルセチンが豊富に含まれています。