高齢者高血圧の特徴
高齢者の高血圧を高齢者高血圧といいますが、これは通常の高血圧とどのような違いがあるのでしょうか。高血圧とは、収縮期血圧か拡張期血圧のどちらかが高い状態にあることです。
高齢者高血圧の特徴は、拡張期血圧(最低血圧)はほとんど変わらずに、収縮期血圧(最高血圧)だけが高くなってしまうという点です。
加齢とともに動脈の弾力性、伸縮性が衰え、動脈硬化が起こり、心臓から血液を送り出すとき、強い勢いをつけようとして収縮します。
そうして収縮期の血圧が上昇してしまうのですが、この状態は高齢者の体にはよくありません。
こうして体の機能もうまく働かなくなり、その結果さまざまな病気を引き起こす元になるのが高齢者高血圧です。また高齢者高血圧は、合併症を引き起こすことが多く、しかも血圧が激しく変動する場合もあります。
そもそも血圧とは、自律神経がその調節をつかさどり、体を安定した状態に保っています。
その自律神経の働きが加齢によって乱れると、血圧の変動が起こります。
その症状は、夜になっても下がらない夜間高血圧や、夜間下がったものが朝になってまた上昇する早朝高血圧などです。
高齢者の場合、動脈硬化を起こしていて臓器の血流量が下がっている状態もあり、急に血圧を下げる処置をしてもそれに体がついていかず、別の病気を招いてしまうことにもなりかねません。
このように高齢者高血圧は難しい病気なので、高齢になる前から気をつけて高血圧にならないようにしたいものです。



