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高血圧の症状と対策





現在、日本人には高血圧の人が多く、約781万人もの人が治療を受けています。
この記事を読んでいるあなたの周りにも高血圧だという人が多くいて、あまり危険な状態
だという意識は少ないかもしれません。

そもそも、「高血圧」って何なのでしょうか?


「高血圧」とは、「血管に強い圧力がかかりすぎていること」を言います。


まず血圧についてですが、血液が血管の中を通るとき、
血管にかかる圧力のことを血圧といいます。

心臓は、ポンプのように毎分60〜70回ぐらい、
血液を血管へと押し出しています。これが脈拍です。

心臓が収縮して血液を押し出した瞬間は、
血管にいちばん強く圧力がかかります。これが収縮期血圧(最高血圧)です。

そして、収縮した後に心臓がひろがる(拡張する)ときには、
圧力がいちばん低くなる。これが拡張期血圧(最低血圧)となります。


収縮期血圧と拡張期血圧のどちらが高くても、高血圧と判断されます。
○年齢別による血圧正常値はこちら>>


血管を水道のホースに例えてみると、水を流すとき水を多くすれば、ホースはぴんと張り
つめた状態になります。これが高い水圧がホースにかかっている状態です。

また、どこかでホースを押えつけて通りにくくすれば、水の量は少なくても、
そこから後ろのホースはやはり張りつめた状態になりますね。

これと同じように、血圧も心臓が送り出す血液の量(心拍出量)と、それを流す血管の通り
づらさ(末梢血管の抵抗)とで決まってくるということになります。


では、高血圧になると体にどのような症状が出てくるのでしょう。

そこが問題なのです。

ただ高血圧だというだけでは、自覚症状はほとんどといっていいほどないのです。
稀に、肩こりがひどくなったとか、頭痛がするようになったとかいう人がいるようですが、高
血圧の特有の症状ではないため、症状だけで高血圧を見つけることは難しいのです。

定期的に血圧を測っていないと、高血圧を発見することは難しいということになります。し
かし、定期健診で早いうちに高血圧であるという事を発見できても、自覚症状がないから
と放置する人が、実際にはいるようです。


それでは、高血圧であることが運よく発見できたとして、それを放置しておくと
どうなるのでしょう。

高血圧を放置すると、血管が硬くなる動脈硬化になったり、のちに虚血性心疾患(狭心
症や心筋梗塞)脳卒中などの発作を起こす恐れがあります。高血圧は症状がほとんど
ないため、放置すると長年かかってひそかに血管を蝕んでいく恐ろしい病気です。

そのため「サイレント・キラー」(静かな殺人者)とも呼ばれています。



実は、高血圧であるということが分かった方は、
逆に言えば「運がいい方」です。


将来に向けての恐ろしい病気を未然に食い止めることができるのですから!
高血圧であると分かった場合、高血圧を改善する対策が必要です。
と同時に、肥満の解消や生活習慣の改善が重要になってきます。

高血圧を改善する対策

・食塩摂取量を制限する 

・適正体重を維持する 

・アルコール摂取量は適量にする 

・適度な運動をする 

・禁煙 

・脂質(飽和脂肪酸やコレステロール)の摂取量を制限する 


具体的に言えば「高血圧を防ぐ食事と「高血圧を防ぐ日常生活」になります。

「高血圧を防ぐ食事、生活」に変えることで高血圧を予防できるだけでなく、軽症高血圧の
人であれば正常範囲まで血圧を下げることができます。

また、高血圧と診断されても生活習慣をしっかり改善すれば、薬を軽い種類に変えていっ
たり、減らしていったりすることができる可能性もあります。



高血圧を防ぐ食事」とは、どういうものなのでしょうか。


@まずは食塩量。

食塩をとり過ぎると血圧を上げることは、多くの研究や統計などから指摘されてきたことで
す。ですが、この食塩による血圧上昇の程度(食塩感受性)には個人差があって、食塩を
多くとっても血圧が上がらない人もいるようです。本人の体質によるものが大きいのかもし
れません。
しかし、食塩量が多くなると胃がんや心臓病などのリスクが増えるようなので、減らすに越
したことはないようです。


Aエネルギーをとりすぎないようにすること

肥満は血圧の上昇に影響します。
穀類・菓子及び嗜好飲料などの糖分や、揚げ物・調理油などの油脂のとりすぎによるエネ
ルギーの過剰摂取に注意しましょう。 早食いもエネルギーの摂りすぎにつながります。よく
噛んでゆっくり食べるよう心がけましょう。


Bたんぱく質をしっかりとる  

肉や魚、乳製品や大豆製品には良質のたんぱく質は、高血圧症の予防作用があります。
必要量を十分とるようにしましょう。  


C動物性脂肪をとりすぎない  

動物性脂肪を摂り過ぎないようにして、代わりに植物性の油や魚油を増やしましょう。
肉や乳製品には、たんぱく質とともに動脈硬化を促進して高血圧症の原因となる動物性
脂肪が多く含まれます。肉の脂身やバターなどを控え、代わりに植物油や魚油を使
うようにしましょう。油そのものの摂り過ぎにも注意してください。  


Dカリウム、カルシウム、植物繊維を摂る  

カリウムや植物繊維は血圧を下げる作用があるので、たくさん摂るようにしましょう。特に
カリウムは、高血圧症の原因となるナトリウムの作用を弱める働きがある成分です。カリ
ウムは、海藻、芋、豆類などにふくまれます。


E血圧を下げる食べ物を積極的に摂る。

「野菜」…玉ねぎ、セロリ、パセリ、ニンニク、トマト、緑黄色野菜、ほうれん草、里芋、サツ
マイモ、ブロッコリー、シイタケ、シメジ
「果物」…バナナ、プルーン、グレープフルーツ、メロン、レーズン、干し柿、リンゴ、スイ
カ、イチゴ、パパイヤ、キウイ、アボカド
「肉」…鳥のささみ、ヒレ肉、胸肉など脂質が少ない肉
「魚介類」…秋刀魚、鯵、鯖、鮪、ハマチ、ブリ、カキ、ハマグリ、ホタテ
「他」…納豆、わかめ、ひじき、お酢、オリーブオイル

この食品の中でも、注目したいのは「たまねぎ」です。
玉ねぎを毎日半個〜1個を食べ続ければ、血管内皮機能が改善し、高血圧・動脈硬化の
予防・改善につながるということが多方面で紹介されています。


では、たまねぎには具体的にどのような効果があるのでしょう。


・たまねぎの成分ケルセチンの働き
血液中には悪玉コレステロールが流れています。 悪玉コレステロールそのものは血管に悪影響を
及ぼしませんが、血液中の活性酸素と結びついて酸化すると、血管の内壁に付着したり血管の
傷から中に入り込み、血管を厚くし硬化させてしまいます。ケルセチンには強い抗酸化作用があるため、
この血液中の活性酸素と結びついて活性酸素を除去し、悪玉コレステロールが血管に付着したり入り
込んだりするのを防いでくれるのです。


・たまねぎの成分硫化アリルの働き
たまねぎの辛味成分、刺激臭の元がが硫化アリルです。
硫化アリルもケルセチンと同じく抗酸化作用があり、血液中の悪玉コレステロールを低下させてくれたり、
血栓をできにくくし、血管を拡張させる働きもあります。


 以上のことから、たまねぎは高血圧に絶大な効果を発揮することが分かります。


もしも「高血圧症」だと診断されてしまったら…
症状がないからと放置したりせずに、生活習慣を改善して、食生活を見直してみましょう。

きっと、病気知らずの素敵な未来が待っていますよ。
 


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