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高血圧改善に大切な、生活習慣の見直し
近年メタボリックシンドロームなどの生活習慣病が日本中に広まり、その深刻さは年々
増していると言われています。
生活習慣とはその人の生活そのものに染みついたものであるために、本人が意識しな
くては改善する事が難しい事もあり、この問題は世界各国の先進国でも大変問題視さ
れているのです。
高血圧もそんな生活習慣病の一つで、慢性的な高血圧状態になる事でより深刻な病を
引き起こす前兆であるとも言われています。
現代の日本における高血圧患者の数は、約4000万人を上回ると言う調査結果が出て
おり、しかもそのうちで高血圧の治療を受けて血圧をきちんとコントロールできているの
は、全体の約1/4にしか満たず、高血圧でありながらも治療をしていない人が非常に多
い病気と言われているのです。
年齢が上がるにつれて高血圧患者の比率も上がっていくため、特に治療を施さず生活
している人が非常に多いこの病ですが、高血圧は様々な臓器や器官に影響を及ぼし
死亡の原因となる要因の一つなのです。
ではどのようにこの病と向き合って改善していけばよいのでしょうか。
一般的に、エネルギーの摂取過多や運動不足、塩分の多い食事やアルコールの過剰
摂取などがこの病の原因であると言われています。
そのため、高血圧を改善する一番の方法は、食生活を見直すと言うところにあると言
われています。
特に気をつけなければいけないのは、塩分の摂取量です。日本人は西洋人らに比べ
て、統計的に見ても元々塩分の摂取量が多い民族です。塩
分の摂取量が上がると血圧が上昇しやすくなるので、血圧が高い人は塩分量を減らす
事を心がける事が必要です。病院などの指導では、一日の摂取量を6グラムにとどめる
事が好ましいとされています。
次に意識するべき点は、カリウムを積極的に摂取すると言う事です。
カリウムには体内の余分なナトリウムを体外へ排出する作用があります。
特に豆類や野菜類や牛乳などに多く含まれているため、これらの食品を毎日の食事に
取り入れる事によって、血圧を下げる事が出来ます。
ただし腎臓が悪い人の場合、カリウムの摂り過ぎは危険なので注意が必要です。
最後に、適正体重に減量する事が大きなポイントと言われます。
肥満の人は血圧だけでなく高脂血症や糖尿病、また狭心症や心筋梗塞などの危険性
も高い場合が多くあります。
医学の研究によって、減量する事によって血圧が下がる事は明らかになっているた
め、血圧が高くて肥満気味の人は医師の指示を受けながら食生活を見直し、自らの適
正体重に近づく事によって、血圧を下げる事が大切です。
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