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高血圧の改善のために必要なこと





高血圧は、中高年者を中心として多くの人が悩んでいる症状のひとつであり、治療を行
わないままにしておくと、時として脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる重大な病気にな
ることでも知られています。

高血圧の原因としては、生まれつきの体質のほかに、塩分の取りすぎ、肥満、ストレ
ス、運動不足、緊張、睡眠不足、腎臓の疾患など様々なものが考えられていますが、
実際のところはこれらの原因が複雑に絡み合って血圧の上昇につながるといわれてい
ます。

高血圧は、40代を過ぎてくると健康診断などで指摘される人が増えてきますが、古くか
らの悪い生活習慣の積み重ねが密接にかかわっていることから、10代や20代のころか
ら健康を意識した生活習慣を送ることが予防のために必要です。

高血圧による症状としてよく知られているものとして頭痛、肩こり、頭重感、めまいなど
が挙げられますが、これらの症状はよほど重症になった時にはじめて現れるため、日
ごろから血圧の管理をしっかりと行っておくことが重要です。

高血圧の定義には様々なものがありますが、収縮期血圧が140をこえた段階で注意が
必要であるといわれています。そのため、健康診断などでこの数値をこえてしまった場
合には、早急に生活習慣の見直しを行う必要があります。




具体的には、軽度の血圧の上昇がみられる場合には、はじめから薬剤などに期待して
血圧を下げるのではなく、ウォーキングなどの有酸素運動を生活の中に取り入れたり、
薄味の料理を意識して食べるなど、運動療法や食事療法を医師から勧められる場合
が多いとされています。

ただし、これらの方法をしばらくの間試してみても十分な改善がみられない場合や、持
病を持っている場合などは血圧が高い状態が続くことにより身体に負担をかける恐れ
があることから、降圧剤による薬物療法がおこなわれることがあります。

また、高血圧の治療を行うにあたっては、血圧手帳を用意して、朝昼晩の血圧を自宅
で測定し、日々の血圧の推移を記録しておくことが勧められています。

現在のところ、高血圧を指摘されたからといっても、それを治療を始めるチャンスと捉え
ない人が多く、自覚症状が全くなかったり、大したことがないからといって、治療をほっ
たらかしにしているということが近年問題になっています。

血圧が高い状態が続くことは、万病を招くこともあるため、国や自治体、医療機関など
を挙げて、高血圧の治療を行うことの重要性を啓発してゆくことが望まれています。






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